TCH(噛み締め癖)を改善するための方法

美容

以前ブログにも書きましたが改めてそのステップとコツをまとめてみます。

その前に4つのことを念頭に置いておいてくださいね。

  • TCHと上下の歯を1日20分以上接触させてしまう癖です
  • TCHはあらゆる歯科疾患の寄与因子となりえます
  • 強い噛み締めより、弱くて長時間の噛み締めの方がトラブルが生じやすいです
  • TCHは無意識に行うため、自覚するのが難しいで

では次に改善法のステップをまとめていきます。

ステップ1

上下の歯に軽い接触とを数秒間ずつ繰り返します。その動作をしながら、接触している時と離している時とで咬筋や側頭筋の感覚の変化を感じます。咬筋の付着部である下顎骨に親指、こめかみの部分に中指をあてて、歯の接触と離すことを繰り返しおこない、その筋肉の作用を確認します。変化を感じ取れたら、強い噛み締めでなくても軽い接触で筋肉が活動することが理解でき、それが連続すると疲労してしまうことが理解できると思います。つまり、軽い接触でも筋肉は使われているので、その癖を直すための動機付けを明確にすることが最初のステップになります。

ステップ2

家の中や職場など、できるかぎりの場所に「歯をはなす」「リラックス」や自分でわかる言葉、例えば当店でTCHのことを初めて聞いたということで「Hana」などの言葉で周りに分からないようにするのも一つの方法かもしれません。そういった貼り紙を貼ります。パソコンやスマホの作業中にTCHを行う人が多いので、特に職場ではパソコンのモニター周辺に、スマホの画面のはしなどに貼っておくのがおすすめです。張り紙をしたら、いったんTCHのことは忘れ、張り紙に気がついた時だけ一気に息を吐き出しながら開口することで歯の接触を離し、頭部から上半身にかけて脱力するようにしましょう。これを張り紙に気づいたときに一度だけ行うことを繰り返しましょう。

ステップ3

張り紙をみては脱力という動作を繰り返していると、弱い筋緊張や疲労感に対する感度があがるため、自然にTCHに気付くようになります。この「気づき」が得られれば、張り紙を見なくても気づきを得た時点で脱力できるようになります。張り紙と気づきの両方で脱力することを繰り返しているうちに、歯が接触していることに気づくまでの時間が短くなっていき、最終的には歯が接触していることが意識になる前に条件反射として歯の接触を回避位していきます。そこまでくればほぼ万全です。

これがTCH改善のステップです。ぜひお試しください。次はその改善のステップのコツについてまとめていきます。

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