美容はりの効果

美容

当店で「矯正」と同じくらい人気があるメニューである「美容はり」

多くの方がされてるかと思いますが、今回はその効果についてまとめてみました。

私は美容はりを始めたのは、今から13年くらい前になります。

まだ「美容はり」という言葉ができて間もないころで、周りでやっている人はほとんど見かけなかったです。

もちろん、参考文献も少なく、手探りでそして色々模索しながら始めました。

ですから、ありがたいことに、多くの経験をしていますので、より効果のあることを様々取り入れながら、今の形ができました。

効果

① 血流がよくなることでのくすみ・くまの改善

② 引き上げ効果

③ むくみの解消

④ 経皮吸収の促進

⑤ コラーゲン産生の誘発

⑥ 眼精疲労の改善

⑦ 噛み締めぐせの改善

⑧ お顔の左右差の改善

もちろん他にも効果はあります。例えば、お顔の筋肉をほぐすことで頭痛の改善であったり、お肌のターンオーバーを促すことで肌荒れの改善であったり、鍼をすることで自律神経が安定したりなどなど。

最近は特に「薬」を使わずに体の不調を改善するといった治癒方法も見直されてきておりますので、多岐に渡りますが、今回は特に注目すべき8つの効果をご説明します。

血流がよくなることでのくすみ・くまの改善

体に鍼をすると何よりも血流はよくなります。それは、体内に「異物」である鍼を入れる(刺す)ことで、脳は「体内に異物が入ってきたので、すぐに処理しよう」という指示を出します。そして白血球(免疫機能が備わっている血液の中の一種)を中心とした血液がその刺した箇所へと一気に流れます。その刺した微小な傷を回復させるのと同時に、その他の症状(くすみやクマ)も一緒に改善していくのです。

引き上げ効果

同じ表情筋を使いすぎたり、逆に自粛やマスク生活であまり表情を出さなかったりすると、筋肉が硬くなります。硬くなるということは、筋肉が収縮するということです。そして、その筋肉の表面に皮膚が乗っているのですが、筋肉が収縮することにより、その上に乗っている皮膚が行き場所がなくなり、重力に負けて下に落ちます。これがたるみの原因です。若い頃は重力に負けない弾力がある皮膚でも、年齢を重ねることで、その皮膚も重力に逆えず下がってきて、たるみやシワの原因となります。美容はりはその筋肉に直接アプローチして、収縮した筋肉をほぐして伸ばしていきます。すると、下に落ちていた皮膚はもとの筋肉の上にのりますので、結果、たるみやしわの改善につながります。

むくみの解消

筋肉に鍼をすることで、筋肉の中を通っている血管に対しての圧迫がとれます。すると、血流やリンパの流れが当然よくなりますので、むくみは改善されます。フェイスラインや目の周りのむくみが取れますと、小顔効果にもつながりますし、目の大きさも変わります。

経皮吸収の促進

鍼をお顔に刺すと、そこには目に見えない微細な穴が開きます。もちろんそれはすぐに修復はされるのですが、その微細な穴が「経皮吸収」を促進するのです。経皮吸収とは、お肌に何かを塗ったりして、体に吸収していくことです。お顔で言うと、化粧水や美容液がお肌を浸透していくことをさします。そして、刺鍼後どれくらい経皮吸収が促進されるかというと、最大で10000倍だそうです。つまり、化粧水や美容液などの美容成分の効果を引き上げるのです。美容はりの翌日、化粧ののりがとてもよくなったと言われる方が多いのですが、それがまさにそれに当てはまるのです。

コラーゲン産生の誘発

鍼が皮膚の奥の真皮層の深部に刺入されると、それにより真皮層に傷がつき、「マイクロトラウマ」と呼ばれる微小の傷が生じます。その傷は「創傷治癒反応」と呼ばれる生態反応を引き起こし、傷を修復するために多種多様な細胞(白血球や血小板、その他細胞)が損傷を受けた局所に遊走(向かいます)します。この過程において、古くなって配列が乱れてしまったコラーゲンが破壊され、新しいコラーゲンが産生されていきます。そして、数ヶ月後には完全に新しいコラーゲンとエラスチンの「細胞外マトリックス」が構築されます。この新しいマトリックスは、しわ、傷跡、その他の美容上の問題を改善し、皮膚の構造を再構築して、薄くなってしまった皮膚に厚みを与えます。特筆すべきことは、この創傷治癒の過程では、新しいコラーゲンの産生が誘発されるだけでなく、古いコラーゲンが破壊されると言うことです。つまり、皮膚の若返りに効果を発揮するのです。

眼精疲労の回復

眼精疲労の原因の一つに目の使いすぎによる目の酸素不足があげられます。酸素は血液にのって運ばれますので、お顔の血流がよくなれば必然的に眼精疲労も改善します。また目の周りの筋肉や、噛み締める時に使う側頭筋をゆるめることで、お顔全体の疲れも取れて、眼精疲労を改善させます。

噛み締め癖の改善

パソコンや細かいことに集中するときに噛み締める人が多いです。特に最近はスマホでゲームや、何か集中して作業をする人が多く、そういうときに噛み締めている人が多いようです。噛み締めると、その噛み締める筋肉である「咬筋」や「側頭筋」といった筋肉が硬くなり、ひどくなると顎関節症の原因にもなります。また「咬筋」が発達すると、エラのようになってしまい、お顔がホームベース型になってしまう恐れもあります。定期的に美容はりでお顔の筋肉をほぐして、筋肉が硬くなったり、発達しなくなるようにしていくことが大切です。

お顔の左右差の改善

噛み締めの癖以外に、「噛み癖」があります。これは食事をするときにどちらの歯でかむかということです。虫歯があったり、痛めていたり、あるいは癖で片方だけで噛む方も多いようです。そうすると、当然噛んでいる方の筋肉は収縮して、顎もそちらの方に傾くこともあります。するとフェイスラインの左右差が出てきます。「美容はり」で左右の筋肉を均等の硬さにして、フェイスラインや顎の位置の左右差をなくしていきます。

こんな感じで「美容はり」には多くの効果があります。鍼の太さは0・12ミリで髪の毛の太さと同じくらいですので、「チクッ」とするくらいです。まだされたことがない方はぜひお試しください。

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